青春は金じゃ買えねえ

恥らう二人

・暇なので、ヒッチハイクで未来を見つけに行くと言うガンダムメガネとバスナカニシを乗せてハイクしやすいところまで送っていくことに。
・行き先は一応やんわりと新潟らしい。荷物は寝袋と小さい鞄ひとつ。あまりにも軽装じゃねーか..?
・場所は一条高校を少し行ったところに決定。
・親心で見守るが羞恥心と興奮でなかなかボードをあげ続けることができない二匹。特にバスナカニシの高揚はハンパではない。
・と、そこにベンツのゲレンデヴァーゲンが!走る二人、追う俺。しかし違うかったみたい。喫茶店に来ただけらしい。車降りた瞬間いきなり若年男二人に言い寄られるなんて驚いたろうに。しかしそんな感じのおじさんではない。一発ぐらい弾丸を体に埋め込んでるような感じのおじさんだ。
・誰も男二人のハイカーなんて乗せないというありがたいお言葉を頂き、これも出会いと喜ぶ二人。直後、おじさんが入っていった喫茶店のおばさんが見かねてアイスを三人分おごってくれた。ありがとう、これも出会いと二人。巡礼の旅のようになってきている
・その後、京都までいったりまた戻ったりしてやる場所を変えたが、結局彼らの本気さと我慢が車を停めるまでに至らず、時間が来たので俺は二人を置いて帰ることに


・そのあと..ヒッチハイクを諦め自車で針インターへいく→行き先を沖縄に変更しトラックにノックハイク→向こうから声をかけてきた兄ちゃんに香芝インターまで送ってもらう(昔ハイクをしてたらしく懐かしくなったらしい)→香芝で断念→なぜか軽く満足の二人。
・ハイク改め巡礼の旅終了。移動距離50㎞。

休日→平日

アメリカンハンバーガ

・6時ぐらい起床。てきぱきと支度を整え朝食。うーんやはり7000円は違うね(笑)
・華さんの指示で「奥様は優しすぎです!」って言いそうなおばさんの運転で空港まで送ってもらう。おばさん運転は全国共通らしい。後ろの荷物がばんばんドアに当たる
・JTAの小型飛行機に乗り込み、手汗タイム
那覇では乗り継ぎがよく、すぐの出発。がしかしここで事件が!何と空調関係のトラブルで飛行機が一度整備場へと引き返されたのだ。乗客は乗ったまま1時間の暇タイム。いざ直ったと思ったら機長が「遅れを取り戻すべく全速力で関空へ向かいます」と、そのときの声にならない乗客の驚きを感じ取った
・フライトは低空飛行なのが気になったがサメの絵などを買いてるうちに関空へ。雨だ
・モスなどによるつもりだったが荷物の重さと疲労と今日が平日だということも相重なって帰ることに。ありがとう宮古。良いたびだったよ


・帰宅後少しの眠りを
・夜から今度の釣り会議に参加すべく香芝ガストへ。
・参加者は俺、セミゴルファーM、カマスプリンス、座高の4人。持ってくるものなど紙に書き出し、役割分担して解散。最近釣り率がやたら高い

遊び倒し

巨蛙 ※華前にて

宮古島4日目。今日はまさに分刻みのスケジュール。しかし起きてみると雨..ついに雨男ぶりが..
・とりあえず今日でカントリーはおさらば。誰も居ないカントリーを後にする。こんなにあっさり宿を後にするなんてどこそやのゲストハウスなどでは考えられないだろう。
・今日の宿泊場所のペンション華へ。すると「朝ご飯でもどうぞ」とやさしそうな(おそらくオーナーの華さん?)おばさんに食事を頂く。ウインナーと卵と大量のフルーツ。やさしそうなオーナーと厳しそうな従業員、昼ドラの設定でかなりありそうな感じだ。そんなこんなで荷物を華に置き、計画を遂行すべくいざワゴンRへ!
・まずはとぅんからや!道端の馬を物珍しげにパシャパシャ撮りながら雨のとぅんからやへ。どうやらまだ開店前だったらしく、開けてもらって本日最初の客に。この辺から今日にかける俺らの意気込みが伺える。
・雑貨とぅんからやはかなりいい品揃え。買い付け品とオリジナル品の割合が抜群によく、さらに安くてセンスも良い。「田舎にあるんで安くしないと..」と野生爆弾風の従業員がいっていたが田舎にあるからこそ高く設定するもんじゃないのか..ブレスレットや小物入れなど5点くらい買って1700円ぐらいだった。安いっ!!ちなみにCは海人パンツを買い、その場ではきかえていた。よっぽど気に入ったのだろう。しかしそれもなかなか安くていい品だと思う
・その後、雨もあがり、曇りの前浜ビーチへ。ここは東洋一の白い砂浜がうたい文句。うん、こりゃ東洋一だわと思うぐらいの白さ..すごい..写真をパシャパシャ
・お腹も減ったので前浜近くのスムージーというカフェへ。コンクリート造りの簡素な建物だが温かみが感じられる。銀色夏生のエッセイなどでもよく登場するらしく、案の定夏生の本がえろありまんがな。まるで俺とCの本棚を足して2で割ったような本のチョイス。にんにくが丸々乗ったカレーを注文し、Cの分のにんにくまで食べる。にんにくにくにく..
・市街地でお土産選び。とゆーか初日からかんなり気になっていたランプ屋へ行くことが目的。どきどきの入店、しかし期待が往々にしてそうであるように今回もそういう結果になってしまった。最初はかなり本気だったが、途中で手放しちゃったって感じがした。ぽいっとね
・車は砂山ビーチへと向かう。当然自動ではない。砂山は曇りだと言うのになかなかな混み具合。勇壮な岩にロープが張られており、滑稽な雰囲気をかもし出していた。捕らえられた岩山!!的な
・実は昨日の池間ブロックにシュノーケルセットを忘れてくると言う事態が発生しており、そのシュノーケルセットを取りに行くべく池間ブロックへ。するとあるではないか黒と黄色のブツが!安心してそこからまたひと泳ぎ。Cは沖へ、俺は浜へ
・時間もいい時間なので華に帰り、豪勢な晩御飯。華さんはシェフかのように各テーブルに行き、そこで談笑している。俺らのテーブルで実は二人が学生だと知ると「この親のすねかじりっ」と言ったのがかなり笑いを誘った。
・夜のサンエーへ。夜食ではない、お土産買いだ。地元の老若男女に混じり、奈良県民がお土産を吟味する。傍目からはだれもわからないが、なかなかおもしろい。
・俺は泡盛とタバコ、島らっきょうを買う。帰りに本屋へ。宮古の高校生バイトはみんな制服のままバイトをするみたい。サンエーでもそうだったように制服店員が本を並べている
・今日で最後かと旅を振り返る夜になるはずだったが二人とも疲労のせいで死んだように寝る

宮古時間よりも宮古空間

狩られた鮫

・3日目、早朝。寝ぼけて鍵がかかったままのドアを必死で開けるというなんとも恥ずかしい事態が起こる。体で必死に押し、粘る。これは完全に密閉されてるからだと思い込み、何度も何度もアタック。しかしドアは開かず。結局もう少し寝たら管理人のおばさんに電話しようと言うことで2度寝。すっかり起きてもう一度試みる。鍵もかちゃかちゃやりながら。するとどうだ?ブラックジャックの話に出てきたシャコ貝のようにぶわーっと開く。表で一瞬呆然と立ち尽くした。なんなんだ..
・今日はまず池間島でグラスボート。海底観光という会社の船に乗ることに。「今ならウミガメの昼寝が見れるよー」とおじさん。いそいそと船に乗り込む。乗客はどういう家族構成かわからないかぞ..く?女性2人と男性1人に子供2人。間違いなくどちらかの女性と男性が夫婦なはずなのだがわからない!!かんがえてもらちが明かないのでここだけ一夫多妻制が採用されていると言うことにしよう。
・グラスボートは思った以上に綺麗!!珊瑚が珊瑚だ(笑)おじさんはしきりに「別のグラスボートに乗れば白い砂とエメラルドグリーンの海水を見せられて終わるだけだよー」と言っていた。しかしほんまにすごい!船は黒潮を抜けて沖のサンゴ礁へ。これがまたすごい!でっかい一個の脳みそ珊瑚や野菜風なサンゴ、あまりに巨大になりすぎてかなり深い沖のほうなのに海面へ出てしまっているサンゴ。まさしく海の森だ..何やら森林浴をしたみたい。
・あともう一つすごいのはおじさんの海上での地理感覚。「あと10mで野菜サンゴだー」とかいうとほんまに10mぐらい進むと野菜サンゴが見えてくる。標識も目印も何もない海上で!ソナーとかも何も積んでないただの屋形船風な船なのに..これには長年やり続けてきたおじさんの自信が見え隠れする
・ちなみにウミガメの昼寝にほんまに遭遇。おれはこれを少し疑っていた。剥製じゃあ..?(笑)そんなこんなで目がくらくらするぐらい青や紫のサンゴの中でシュノーケリングしたりして帰港。ちかくにサメ漁をしているおじさんの船があるという。行ってみる事に
・大新丸と書かれたその船は、とてもサメを捕獲することができるような大きさではない。しかし何とそこにはサメがっ!!すごい大きさ!おじさんはこれでも小さいほうだと言う。よく見る凶暴な感じのサメ。おじさんはこれを一人で狩ったらしい。す、すげえ..マジですごい。近くまで行き肌に触る。うん、鮫肌とはまさによくいったものだ。Cはやたらサメが好きなのでおじさんとサメの専門用語(名前とか)を言って話している。フカヒレの部分を食べる目的じゃなく欲しいなと思ったがさすがにそんなお声はかからず、興奮冷めやらぬまま昼飯を食いに行くことに。観客は実は奥さんだったシャコ貝おばさん(シャコ貝見せてあげよーかと声をかけられた)と、息子風な写るんですおじさん。ちなみに息子風なおじさんとサメ狩りおじさんが話している言葉はおおよそ日本語とはかけ離れたもので。理解なんて到底できるものではなかった
・昼は茶音間。外でカレーとかを頂く。うまい
・それから池間のロープとブロックへ。良くこんなとこ見つけたなあって感じのスポット。読んで字の如くロープはロープ伝いに、ブロックはブロックがあるシュノーケルポイント。適当に車を停め、ブロックへ向かう。一見普通の海だが、中に入ってみてわかった。サンゴが壊れていないのだ!かなり綺麗なサンゴ。Cはどんどん奥へ。俺はぐんぐん浜へ。全く海には魔物が..
・十分泳ぎ、晩御飯を食べにtakas parlorへ。夕日が綺麗との噂どおり、水平線に沈む前の夕日がよく見える。関西弁の女店長と関西弁の親子が居た。飯はかなりうまい!宮古で食べた中で一番おいしかったんじゃないかと思う。蚊に腕と足の大半をかまれたところで店を後に。
・久松集落という昔ながらの赤レンガが多少残っている集落を散歩。夜が迫ってくる。
・スーパーによって明日のパンを買いカントリーへ(笑)
・もう我が家のような安心感。これなら3泊ともここにすればよかったなーと話す。Cとおばさんがやたら仲良くなっていておもしろかった。おばさんの前川清と梅沢トミオのコンサートを見に那覇に行く話や宮古じゃださい服しか売っていないという話を又聞きできてよかった。おまけにドラゴンフルーツ革命とでも言うべきなぐらいあまいドラゴンフルーツやゼリーをもらっていい夜を過ごす。
・洗濯と風呂を済ませ、明日に備えて寝る

宮古時間を逆走する二人

うわさのみやこまもるくん

・起床は早い。7時だ。たららっと用意し、一発目の目的地、吉野海岸へ。共和でレンタカーの手続きをしたのだが、これがなんともアバウト。さらに宮古には宮古時間というものがあり、みなさんゆっくり走行しているとのこと。ときたま指示器を出さずに曲がったり、農道からぴゃっと出てきたりするらしい。動物か?大きい交差点でも信号が付いていないことが多々あるらしく、その代わりに「みやこまもるくん」という屁の字口の警官人形が立っている。まもるくんが立っていれば信号機だと思って、細心の注意を払うようにと教わった。レンタカーの人は「まもるくんがあるのに事故するんだよねー」とまるで都会では考えられない発言をしていた
・レンタのR2を飛ばし、吉野海岸へ。おじさんに500円払ったほうがシャワーも送迎もあるよと言われ、せっかく無料駐車場に停めたのだが500円払うことに。しかしほんまにすごい傾斜。よかった
吉野海岸は綺麗だが恐ろしい潮の流れ。泳いでいると右から左へと激しく流される。監視員風のおじさんもいて、完全に監視された状態で泳ぐ。が、シュノーケルに不具合が見つかり、あまり気持ちよく泳げなかった。
・途中自称NPOの白髪目鼻立ちすっきりおじいさんに「星砂を拾いに行きませんか」と言われる。そのおじいさんの横には幼い女児。ん?これは何かの宗教の布教活動かと構えて話を聞くとそんな感じではなさそう。女児も参加者の一人だ。一瞬春樹の「神の子供達は皆踊る」状態かと思ったが参加することに
・おじいさん先導の下ぐんぐんと浜を南下する。参加者はぱらぱら。プレイボーイビキニカップルにグラサン夫婦、その他といったところだ。途中洞窟をくぐったり腰まで海に入ったりして目的地に到着。本当に星砂がある。その辺に漂着している韓国やら中国やらのゴミから適当な容器を拾い、星砂を集める。どうやらこうして少しずつごみを活用し、減らそうと言う考えのようだ。俺はなぜかやたらと藻に執着心を持ち、専用の容器で持って帰ることに(3日目、異臭がしたので結局捨てる)
・帰ってくるともう結構いい時間。昼飯を食いに丸吉食堂へ!
・なかなか小ぎれいな外観。男性二人がやっているようだ。(おそらく)ホール担当の男性に「いくつですか?」と聞かれ「22」「23」と答えたらなぜか「はぁ〜」とため息めいたものをつかれた。何!?(笑)さらにこの人はそばを持ってくるときに微笑し、「自分の行動が面白くて笑っただけですから」と高倉健的な発言。そばはかなりうまかったが不思議な気持ちで店をあとに
・次は来間島へ。宮古のいいところは池間島来間島という離島に橋が架かっていてそのまま車で乗り入れられることだ。来間島は思ってた以上に離島感があり、かなり雰囲気がいい!赤レンガの屋根とかがある。おばあとかも道で座って話している。
・ちょっと茶でもと、南国の果実へ。マンゴーのジュースを注文。これが最高にうまい!!やはり南国だけあってデザートは間違いない!
・その後近くの展望台に行ったり近所を歩いたりして来間島を満喫。
・晩御飯はサニーサイドへ。一見怖そうで実はやさしい風な女性が一人で切り盛りする都会的なカフェレストラン。奥ではおじさんが飲んでいて、手前では地元らしき女性2人が恋愛話をしているという変な構図。飯は普通にうまい。雑誌が大量にあり、居てて飽きない
・そしていよいよ本日の宿、ペンションカントリーへ!しかも既に9時前!遅すぎて電話がかかりまくっていたカントリーに電話をし、マックスバリューで明日のパンを買い向かう(笑)
・行くといい感じのおばさん、若者二人、おじさんといった4人に迎えられ?ドラゴンフルーツのゼリーを頂く。相変わらず味がねえ..おばさん「どうかな?」俺ら「う、うまいっす..」
・部屋はなかなか良い!!バスタオルが大量にあり、既にクーラーが効いている!!これで3500円は安いなあと、一気に荷物が散らかされた部屋で二日目を終える。

徒歩、電車、飛行機の3つで宮古

古謝のそば

・いよいよ宮古島へと旅立つ日。さようなら奈良。しばしの南国生活が始まる
新今宮でCと待ち合わせ、ニヤニヤしながら一路関空へ。
・ちなみに初関空の俺。初国際線と言うこともあり、国際線乗り場へ行くことに。ココハガイコクデスカイ?ってぐらい外国人が多い!!ターバン巻いてる人や一見日本人風なアジア人。日本じゃ考えられないくらい激ぶとりしているアメリカおばさんなど、あまりの異国っぷりに驚いた。一階下は沖縄行きの日本若者がうじゃうじゃしているのに何たる格差..
・とりあえず離陸。手に汗かきまくる俺にひくC。
那覇経由(プリントシール倶楽部付き)
宮古島ー!!曇り!(笑)
・まずはホテル共和へ。なかなか市街地でいいとこにある。休憩もさておき、夜の宮古島へ繰り出す二人。いでたちは二人ともレフというなんともジャパニーズ的なもの。死んでるのか寝ているのかわからない目が真っ黒な猫を横目に古謝そば屋へ。ちなみに今回の旅で行ったほとんどの店やビーチや名所がCの事前調査によるもの。全く感服ものである。
・うん。ラフテーがかたいがしょうがの効き具合がなんとも美味。ってゆーかうまくてもまずくてもこのテンションなら全て許せる
・その後、期待に胸躍らせ市街地へ。30分ほど歩き、えっ!?もう終わり!?なぐらいあっさりな繁華街。途中、マコサンという変な古本屋に寄るが、入り口にやたら貼り紙がしてあり、「観光客お断り!」だの「ひやかし御免!」的な激しいものが貼ってある。勇気を振り絞って入店するが、(おそらく)マコサンは普通のおばあさんだった。しかしあまりの不安定な本の積み方に、いつか本に埋もれてしまうんではないかと少し心配になる。
・そんなこんなで宮古島1日目は夜が更ける。